はじめに
夏休みの宿題も受験勉強も最後の追い込みかけてなんとか終わった(もしくは終わらなかった、落ちた)経験ってありますね。
あれってなぜだと思いますか?
サボってたから。
ですね。正解です。
でも仕事は違います。
なぜなら”サボる”は、やることがわかっている人ができる行為だからです。
給与をもらっているので、あえてサボる天才系は少数で、大半の人はやるべき事がわかっていない。
なのでサボってるんではない、むしろ何かに一生懸命。
今回はよく考えたら当たり前、ゴールから逆引きした計画を効率的にやろうというお話。
製造業コンサルをやっていた頃、20代後半くらいの話なのでもう15年くらい前。以降ずっと同じ考え方で仕事してます。
目標として報告資料を使う
当時毎月の報告会では100枚くらいスライドを作成していました。クライアント様に高額なフィーを頂いてましたのでそれはもうきっちりとやりました。
ただ報告のための報告資料作成(まあそれはそれで必要だったんですが…)だけではもったいない。
なので一ヶ月の目標を示すために活用していました。そしてプロジェクトメンバーに共有。
来月の報告会でこんなこと言いたい!だからこんなもの企画して!行動して!成果出して!資料にまとめてー!と伝えてました。
活動前から報告資料作る
そのためにはいち早く作らないといけない。
だから報告会が終わった瞬間に、次の報告会の資料を作りはじめてました。
報告会は決まって午前中(なぜかってそれは製造業の役員さんはたいてい50歳以上だから。それ以上は考えてね笑)だったので昼メシ食べて午後半日で仕上げました。
報告会のシナリオの型は決めていたので、どんどん作り始める。一切手を止めずに。
イメージで伝えることが重要
でもそもそも一ヶ月の活動とその成果を報告するもの。
どうして書けるのかというと、ほぼイメージ図、抽象的なコメントだからです。
それが私のゴールの示し方。
イメージが具現化していく
次の日から私が書いたイメージ図はプロジェクトメンバーによってどんどん具体的な図になり、表になり、グラフになっていきます。
あとは中間でチェックして、補正して報告会までに合わせ込んでいくだけ。
出来レースです。
おススメなのに・・・
とても簡単なのでおススメ!と思ってたんですけど、やっぱり世の中そうならない。
みんないつも何かに忙しそう。そして間に合わない。なのに繰り返す。自分はこんなに頑張っている!と言い張り、最後に他責。あーあ。
とても短く圧倒的に
それじゃあいかん!ということで例えば私が立て直すプロジェクトは最初は少々強引にみんなを作業を止めます。
そのまま働いてても意味ないよって。
例えば一生懸命チャットやってる人が多いですね。
私:いいからまずチャットやめろ!
(そうすると必ずこう言うんですよ)
部下:私が回答しないと遅れるんです!
私:安心しろ、どーせ間に合ってないから!
部下:・・・
※仕事ができる人のチャット使い方と、まだ仕事ができない人のチャットの使い方って目的が違うんですね。単機能と多機能、集中と分散。別途考えて書いてみます。
さいごに
みんなが腐る前にわかりやすい明確な成果を出す、出させる、そして実感してもらう。体感すればあとは自発的に進む。
最初は不貞腐れながらも渋々やってくれたメンバーを褒める。
照れ臭そうに笑う。次から文句言わなくなる。
実践してみてください。
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